いい家づくり真剣勝負

2012年09月

サロン・ド・錦

長期優良住宅認定の京都の工務店の橋本です。

先日、大企業の役員OBや元京都市の副市長などが参加されている勉強会、サロン・ド・錦の皆さんが

傳來工房に会社見学に参加されました。

《以下、サロン・ド・錦様から頂いたレポートを引用させて頂きます》


感動の「傳来工房」訪問記

「トイレの神様」は本当にいた。
一昨年の紅白で植村花菜ちゃんが亡き祖母の思い出を歌ったこの曲の中の"トイレにはそれはそれはキレイな女神様がいるんやで。だから毎日キレイにしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんや"というフレーズを覚えておいででしょうか。......そう傳来工房には"べっぴん"さんと"おとこまえ"しかいなかったのです。
15年前、橋本社長が率先して始めたトイレピカピカ運動はやがて全社(海外含)挙げての環境整備活動へと広がり、二宮尊徳が唱えた「積小為大」という微差が大差を生み出す企業文化を創り上げたのだと思います。そしてこの「心の作法」とも言うべきベーシックな人間力向上活動が"べっぴん"や"おとこまえ"へと導いてくれたのだと思います。

「伝統」と「革新」の歴史
平安時代、弘法大師が唐より帰国、その際持ち帰った当時の最先端技術である鋳鉄技術を受け継ぎ、京の葛野において鋳造技術集団「傳来」を発足させたのが起原。以来、最高の技術をアートの領域まで高めた一番弟子が「傳来」を継承。
しかし明治以降の「近代」に入り神社仏閣の需要は減少。大寺院や国宝、二重橋、迎賓館の修復といった1200年来の芸術造形とは別に、昭和15年の機械部品近代鋳造への進出を皮切りに、建築美術工芸部門、ハウジング分野、また製造部門では前橋、九州、フィリピンへと拡大します。だが新たなチャレンジは必ずしも順調ではなく、バブル崩壊後は何をやってもうまくいかず失敗の連続でした。試行錯誤の末「難しいことへのチャレンジを可能にするのは、やろうとすればすべて自分で出来るというベーシックな力が不可欠である」ということに気付き、今日で言う「環境整備活動」を開始しました。
もう一点は、新規事業部門の多くは大手企業のOEMであったために、将来への展望や、従業員をはじめ関係者などとのサステイナブルな関係を築くのは困難と判断し、自社ブランド路線へと舵を切りました。平成11年「傳来工房の家」ブランドで高気密高断熱の注文住宅事業に進出。平成15年「Dea's Garden」ブランドで一般住宅向けガーデン・エクステリアに進出。伝統部門「傳来」と並んで現在3部門で構成されています。

「傳来工房」は21世紀の企業モデル
一見、伝統部門と新規事業部門には関連性が薄いように見えますが、理念でのこだわりは見事に貫かれています。

21世紀の主要先進国は冷戦構造の崩壊以降「クリエイティブ・エコノミー」のパラダイムに入っています。日本が戦後大成功を納めたモダン(近代工業化社会)は現在発展途上国にシフトしております。1990年のヒューストン・サミットで、主要先進国は次なるナレッジ型経済に進化を遂げて、途上国を含めた地球全体が共生出来るようにしようと合意がなされました。
ポストモダン(ポスト工業化社会)と言われる社会は、モノ中心の産業主導型社会(量)から魂やエモーションを持ったホリスティックな人間主導の社会(質)への転換であり、マズローで言う「自己実現」のステージです。
そこでの企業の優位性基盤は「ブランド」「ビジネス・モデル」、ナレッジやクリエーションを生み出せる「ヒューマン・キャピタル」と言われています。それらはいずれも国境を越えて通用する見えざる資産です。
「ブランド」視点で見ると、「傳来」発足以来培われて来たアートにまで高められたクラフトマンシップは国境や時代を超えて通用する「本物」としての深化軸であり、同時に橋本社長が言われた「技術オリエンテッドはしない。アンテナを広げ"新しくかわったものを創れ""後の世に誇れるものを送れ"」という進化軸の両面を持っており、ラグジュアリー・ブランドと同等の強さを秘めています。
私が最も感銘を受けたのは「ビジネス・モデル」視点で、「お客様第一主義」を起点とした消費者セントリックなビジネス・モデルです。その生成発展のメカニズムは、「環境整備活動」により、お客様視点で一人一人のケイパビリティを高めます。

「お客様に120%の満足を与える」
傳来が掲げる「品質至上主義」はお客様のニーズを超えて、お客様の夢想までをもクリエイトするウォンツの可能態であること。

「お客様に感動を与える」
そのためにはまず社員自らが感動出来ていなければならない。

「人本主義経営」
ヒューマン・キャピタル、人の幸せの増殖。

「グレート・カンパニー」
規模ではない。傳来らしさ、独自のカルチャーを持ち、サステイナビリティを持ったビジネス・モデルであること。

「社会貢献」
卓越した技術・わざをも含んだ「アートプレゼンター」としてすべての人にアートフルな空間を通して夢を送る。

8月から取材に入っている韓国の国営放送によると、このようなモデルは欧米にはないとのこと。
プレモダンの平安時代に操業し、明治維新以降のモダンを経て、21世紀というポストモダンを生き抜いてきた企業ならではの感動を、改めてレポートにしたためました。

----最後に、このような素晴らしい"場"をご提供下さった吉田様の人脈と"Salon de 錦"の文化には心より感謝申し上げます。知的で、感性を揺さぶってくれる場の交流は、遠く海外に永住される方も馳せ参じてくれるものと確信致します。

(Reported by Sadao Takasaka)

【追記】
株式会社 傳来工房 は、中小企業が中堅企業を目指して新たな技術や経営を展開するに際しての内容を審査する委員会より、有望な企業として本年「オスカー」の認定を受け受賞された、誇り高き企業です。
2012年9月10日  吉田 元比古 記

大変、過分な評価をいただけました。感謝、感謝です。

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